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DAZN BASEBALL「月額2,300円」は本当にお得?スカパーと比較してどう?

DAZNBASEBALLはお得?

DAZNは2月14日から料金を(3年連続で)値上げすることが発表されましたね。

まぁいろいろと言われていますが、今回は値上げについてではなく同時に発表された「DAZN BASEBALL」というプランを考察したいと思います。

当然「DAZN BASEBALL」のライバルは「パ・リーグTV」や「スカパー!プロ野球セット」などになります。

おそらく、パ・リーグのチームを応援している人はすでに「パ・リーグTV」や「楽天TV」を利用しているのでDAZNはあまり興味ないと思いますが、セ・リーグのチームを応援している人はやはり気になりますよね。

なので、基本的にこの記事はセ・リーグのファンの方に向けて書いていますが、スカパーには「パ・リーグTV」などにはないメリットもありますからパ・リーグのファンの方もぜひ参考にしてください。

この記事で分かること
  • 「DAZN BASEBALL」とDAZNの他プランとの違い
  • 「DAZN BASEBALL」と「スカパー!プロ野球セット」との違い
  • 野球ファンにオススメなのはどれ?

DAZN BASEBALLはお得じゃない!?

結論から書くと、「DAZN BASEBALLは決してお得ではない」ということになります。

パ・リーグのチームを応援している人はもちろん、セ・リーグのチームを応援している人であっても敢えて「DAZN BASEBALL」を選ぶ意味はないように思えます。

ということで、ここからは「DAZNの他プランとの比較」「スカパー!との比較」という2つの視点からその理由を説明していきます。

DAZN BASEBALLの概要

まずはその前に、「DAZN BASEBALL」の概要をカンタンにまとめると、

月々2,300円(12回払いで年額27,600円の年間プランのみ)で、広島のホームゲーム以外のNPBの全試合をライブ配信、そして見逃し配信で視聴できるという新しいプランです。

要するに、DAZNで提供している全コンテンツの中から「プロ野球関連の配信だけ視聴できるプランを年額27,600円で始めます」ということですね。

DAZNの他プランとの比較

では早速、DAZNが提供している他のプランとの違いから見ていきましょう。

DAZNには格闘技など一部のスポーツのみ視聴できる月額980円の「DAZN Global」もありますが、ここで比較するのは全てのコンテンツが視聴可能な「DAZN Standard」がベースです。

プラン契約期間月々支払額年額
DAZN BASEBALL(年間プラン月々払い)12ヶ月2,300円27,600円
DAZN Standard(月間プラン)1ヶ月ごと4,200円50,400円
DAZN Standard(年間プラン月々払い)12ヶ月3,200円38,400円
DAZN Standard(年間プラン一括払い)12ヶ月月額換算2,666円32,000円
Jリーグ年間視聴パス(年間一括払い)12ヶ月月額換算2,250円27,000円
DMM × DAZNホーダイ(月間プラン)1ヶ月ごと※2,980円※35,760円
※2024年2月29日までの価格

『月間プラン』と『年間プラン』の違い

DAZNには大きく分けると『月間プラン』と『年間プラン』という2つの契約パターンがあります。

月間プランはその名の通り「月ごとの契約」で、料金は月々支払います。

年間プランは「年ごとの契約」で、料金の支払いは「一括」と「月々」のどちらかを選べます。

同じ年間プランでも、一括払いの方が年間トータルで支払う金額(年額)は安くなっていて、トータルの安さは(年間プラン一括払い)⇒(年間プラン月々払い)⇒(月間プラン)の順になっています。

ただし、年間プランはトータルでは安くなる代わりに、もし必要がなくなっても途中で解約できません(年額分の料金は支払い続けなくてはいけません)。

一方の月間プランは、契約がその月ごとなので割高になっている分、いつでも解約ができるというメリットがあります。

「DAZN BASEBALL」も年間プラン月々払いなのでそれなりにお得にはなっているのでしょうが、年ごとの契約になっているのでオフシーズンも支払い続けるというのがどうも引っかかりますね。

オフシーズンはどうなの?

「DAZN BASEBALL」は、年間プランしかないので、12ヶ月間利用料を支払い続けるわけですが、肝心のオフシーズンのコンテンツはどのようなものがあるのでしょう?

これはあくまでもこれまでの話ですが、DAZNのオフシーズンのプロ野球コンテンツはとてもじゃないですが利用料を払えるレベルではありませんでした。

DAZNのプロ野球オフシーズンコンテンツ
ジャイアンツのドキュメンタリーのみ

数年前はタイガースのドキュメンタリーもありましたが、このオフはジャイアンツのドキュメンタリーのみ。

さすがに、「DAZN BASEBALL」が正式に始まれば何らかのコンテンツが提供されるとは思いますが、少なくとも応援しているチームの公式戦が月間で20試合ほど観戦できるシーズン中と同価格というのは無理がありますよね。

そう、ここで年間プランというのがネックになるんです。月間プランでオフシーズンは解約するのとどちらが年間トータルでお得なのか?

「DAZN BASEBALL」は2,300円×12で年額で27,600円。

シーズンが4月から9月まで(ポストシーズンに進出したらプラス1ヶ月)としたら、「DAZN Standard」の月間プランの場合は、4,200円×6=25,200円(29,400円)という微妙な金額になります。

他プランと比較した場合の【メリット】

ここで改めてDAZNの他のプランと比較した場合の「DAZN BASEBALL」のメリット・デメリットを整理してみましょう。

  • 月額2,300円(ただしオフシーズンも)
  • 特別な独自コンテンツがあるかも…

DAZNの最大の売りでもある多種多様なスポーツコンテンツは視聴できませんが、その代わりに月々2,300円で視聴できるというのが最大のメリットと言えるでしょう。

もしかしたら、プロ野球関連のDAZNオリジナルコンテンツが配信される可能性はありますね(DAZN Standardでも視聴できますが)。

他プランと比較した場合の【デメリット】

それでは次にデメリットをまとめてみます。

  • 野球以外のコンテンツは視聴不可
  • 年間プランしかない
  • オフシーズンのコンテンツ不足

多彩なスポーツコンテンツが視聴できる「DAZN Standard」に対して、プロ野球のコンテンツのみ視聴できるという条件と引き替えに月額2,300円(年額27,600円)になるわけですが、

同じ年間プラン月々払いの年額で比較すると、「38,400円ー27,600円=10,800円」。

年間プランの一括払いなら「32,000円ー27,600円=4,400円」になります。

年間で4,400円の差で「Standardは全スポーツ」「BASEBALLはプロ野球だけ」というのはどう考えてもバランスが取れていないように思えますが…

「スカパー!プロ野球セット」と比較

さて次は「DAZN BASEBALL」と『スカパー!』の「プロ野球セット」との比較です。

「スカパー!プロ野球セット」とは、映画セットやスポーツセットなど『スカパー!』が設定しているセットプランの1つで、「プロ野球セット」はNPBの公式戦「12球団×143試合」が全て視聴できるプランですね。

セ・リーグのチームを応援している人にとっては、「スカパー!プロ野球セット」と「DAZN BASEBALL」との違いが1番気になると思いますので、それぞれ項目別にチェックしてみましょう。

スカパー!プロ野球セットDAZN BASEBALL
料金月々4,483円
(4,054円+基本料429円)
月々2,300円
契約期間1ヶ月ごと(解約可)12ヶ月
視聴形態CS放送/光回線TV/ネット配信ネット配信
視聴環境アンテナ/光回線/スマホ回線光回線orスマホ回線
デバイステレビ・スマホ・PCテレビ・スマホ・PC
見逃し配信あり(再放送も)あり
録画不可
遅延なし20秒~5分
画質CS放送
ネット配信
ネット配信
その他2軍戦の配信あり広島戦ホーム視聴不可

こうして表にすると料金以外は「スカパー!プロ野球セット」の方がメリットが多く見えますが、ここでもう少し詳しく『スカパー!』と『DAZN』を比較します。

本来であれば、それぞれのメリット・デメリットを並べて比較するところですが、ここではシンプルにお互いの「劣っている点」を挙げてみましょう。

お互いの弱点を知ることで、逆に「どちらが自分に合っていないか」を明確に判断できると思います。

『スカパー!』が『DAZN』に劣っている点

CS放送を受信できないと契約できない

スカパー!は、基本的に衛星放送サービスなので、CS・BS放送が受信できる環境がないと契約ができません。

契約さえすれば、「スカパー!番組配信」というアプリでスマホなどからでも視聴ができるのですが、まずは衛星放送の契約が必要です。

ただし、集合住宅でアンテナがすでに設置してあればほんの数分で契約はできますし、アンテナ工事一式が無料になるキャンペーンを実施している時期もありますよ。

また、最近では光回線(フレッツ光系)での契約もできるので、どちらにしても公式ページで確認してみるのがいいでしょう。

けえいち
けえいち

今はマンションに住んでいますが、引越しのときに運良くアンテナ設置キャンペーンをやっていたので全て無料で付けてもらいました

料金がDAZNより高い

単純に月々の支払額を「DAZN BASEBALL」と比較すると、4,483円ー2,300円=2,183円高くなります。

これは確かなんですが、「DAZN BASEBALL」は年間プランなので12ヶ月で27,600円は支払わなければいけません。

逆にスカパーの方は1ヶ月ごとの契約なので、例えば4月~9月の6ヶ月間だけの契約だと26,898円で(27,600円ー26,898円)702円安くなります。

まぁこれは極端な例ですが、スカパーは月単位の契約なのでオフシーズンの選択肢が増えるという意味では助かりますね。

けえいち
けえいち

管理人は2月キャンプ、3月オープン戦と続くので毎年2月から契約を再開しています。10月・11月ポストシーズンと考えても2ヶ月は解約できます。

しかも、2月から契約再開すると初月利用料は1,000円になります。

『DAZN』が『スカパー!』に劣っている点

広島のホームゲームは視聴不可

これだけがホントに昔からDAZNのネックになっていますよね。セ・リーグチームのファンからすると年間で12戦~13戦は試合が観られないというは結構キツいんですよ。

ちなみに中日主催の読売戦も視聴できません。

これをどう判断するか・・、まぁそのくらいは別に問題ないという人もいるでしょう。

遅延がある

これはSNSとかで同時に観ていないので、個人的にはそれほど気になりませんが、気になる人は多いですね。

どうしてもリアルタイムじゃないとダメという人にとっては致命的ともいえます。

録画ができない

贔屓チームの好カードを保存版にするなど、録画にこだわる人も多いでしょう。

私は仕事の関係でどうしてもリアルタイムでは観戦できないので、見逃し配信、もしくは録画がないと困ります。

画質が悪い

CS・BS放送でのスカパーの画質と比べると、微妙に気になるくらいに画質が劣ります。気にならないという人もいるはずですが、比べちゃうとちょっとキツいです。

けえいち
けえいち

うちの奥さんもDAZNでは野球を観たくないと言いますね

スカパーも「スカパー!番組配信」というネット配信アプリで視聴ができるのですが、これはDAZNと同じレベル。要するに、ネット配信と比べると衛生放送の画質が良いということですね。

2軍戦を配信していない

スカパーではネット配信の「スカパー!番組配信」で読売と日ハム以外はほぼ全ての2軍戦の配信をしています。

2軍戦は興味ないという人には有り難みはありませんが、DAZNでは2軍戦の配信は年間でも数試合なので、ここはかなり違いますね。

「DAZN BASEBALL」と「スカパー!プロ野球セット」の勝敗は?

劣っている点という角度から説明してきましたがどうでしたか?

簡単にまとめると、とにかくスカパーはアンテナにせよ、光回線にせよ、衛星放送(CS・BS)が視聴できる環境がないと契約できないのでその時点でNGということです。

ただし、そこさえクリアできれば、「広島戦OK」「画質キレイ」「録画できる」「2軍戦観られる」と全てにおいてDAZN BASEBALLよりアドバンテージがあります。

料金についても、月ごとの契約になるのでオフシーズンを上手くやり繰りできれば金額的にそれほどの差はありません。

けえいち
けえいち

管理人はこれまでもDAZNで観られる環境があっても「広島戦OK」「画質キレイ」「録画できる」のでスカパーで観戦してました

プロ野球のコンテンツしか見られないDAZN BASEBALLで月額2,300円では、ちょっと勝負にならないと思います。

DAZN Standard(年間プラン月々払い)で月額3,200円のほうがまだ考える余地がありますね。

ということでこの勝負、衛星放送が受信できる環境であれば「スカパー!プロ野球セット」の圧勝です。

【まとめ】それでもやっぱりDAZNがいいなら…

DAZN BASEBALLのプランが発表されて期待していた人も多いと思いますが、結論としては「けっしてお得とは言えない」ということになりますね。

ただ、たしかにDAZN BASEBALLはイマイチだけど、サッカーやF1も観るからやっぱりDAZNのほうが良いという人もいるはずです。

まぁ、そういう人はこの記事をここまで読み進めてはいないと思いますが、もしそれでもDAZNが良いという人は「DMM×DAZNホーダイ」がお勧めです。

すべて視聴できるDAZN Standardの月額利用料は、年間一括(約2,667円)⇒年間月々(3,200円)⇒月間月々(4,200円)という設定になっていますが、

「DMM×DAZNホーダイ」は、DAZN Standardがフルで視聴できる上に、DMM TV(月額550円)という17万本の動画配信サービスがセットになって月々2,980円(2月29日まで)という訳の分からない料金設定になっているんです。

気になる方はこちらの記事も合わせて読んでみてください。

ということで、今回は「DAZN BASEBALL」というDAZNの新しいプランについて考察してみました。もしDAZN BASEBALLだけのオリジナルコンテンツが視聴できるといったことがあればまた更新します。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。